この記事は、Shapeよりイサベル・バートンが執筆し、Industry Diveパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。
環境に配慮したエコな暮らしは、ゼロから見直さなくても手に入る。ここで紹介する専門家お墨付きのアイデアを参考にすれば、頭を抱えずにすむはずだ。
できれば、心と体を健やかにしてくれる家で、環境にも配慮しながら暮らしたい。そんな強い思いがある人でも、そのために家じゅうを総点検しなければならないと思うと、途方に暮れてしまうかもしれない。
実は、ちょっとした簡単なことで家の中はもっとサステナブルになる――そう話すのは、全体的な視点から健康で幸せな住まいを提案する「サステナビリティ・コンシェルジュ」という事業を立ち上げたフライディ・アパリスキだ。「『完璧を追求するより前進しよう』がモットーです。一人ひとりの小さな改善が、積もり積もれば大きな力になります」
いつもきれいで地球への配慮を忘れない家にするための――そして、心穏やかに毎日を過ごすための――簡単なアイデアをアパリスキが教えてくれた。
1. 照明に目を向ける
エコな暮らしにするための最初の仕事は、すべての電球をLEDに変えることだ。簡単にできて効果が大きい方法で、美しく安定した明かりを見るたびにうれしくなるだろう。そのメリットは絶大だ。LED電球は白熱電球より85%も消費電力が少ないため、電気代もかなり(ざっと30%)節約できる。さらに素晴らしいのが、LEDのほうが20倍も長持ちだということ。10年は交換しなくて済む。(どの製品を選ぶにしても誇大広告/グリーンウォッシュには気をつけよう)
2. 製品の選択を悩みの種にしない。
毒性のない洗剤を買おうとしたときに、さまざまな情報を取捨選択して、きちんとした製品を見分けるのは難しい。でもMade Safeシールがついたブランドを選べば、簡単にエコな暮らしへと近づける。この認証を受けた製品なら、すべての成分が安全で体に無害であることが保証されている。おすすめは、Melioraの無香料家庭用万能洗剤だ。
3. すべて布にする
本当にエコな暮らしがしたいなら、使い捨てのペーパータオルを買うのをやめよう。息を深く吸って――大丈夫! 洗えるすてきな布巾を手に入れよう。そしてボロボロになったら、リサイクルに出そう。多くのファーマーズマーケット※やThe North Faceなどの店舗で、古布を回収している。米国では古布回収箱を置いているガソリンスタンドもある。
※ファーマーズマーケットとは、複数の生産者が自らの農産物や加工品を持ち寄って対面で販売する「市」のこと
Marley’s Monstersもチェックしてほしい。ネル生地のロールシートは、カウンターをふいたりサンドイッチを包んだりするのにぴったりだ。たくさんこぼしたときには、Swedish Dishclothsが使える。綿とセルロースでできたゴワゴワしたシートだが、吸水性が優れているので濡らせば柔らかくなる。くり返し使えて、堆肥化も可能だ。
4. スポンジを変える
たいていのスポンジは石油由来のプラスチック製で、使うたびに細かなマイクロファイバーを下水に(そしてやがては上水道に)流してしまう。環境への影響を考えて、Full Circle Woolの製品のようなウールスポンジを試してみよう。堆肥化できる素材で、天然のざらざらした質感が使いやすい。さらにうれしいことに、ウールには天然の抗菌作用があるので汚れたスポンジでも匂わない。(ちなみに、ウールは最高級のサステナブルなスポーツウェアにも使われている)
5. 室内で賢く香りを楽しむ
ラベルをよく読まずに、香りつきのキャンドルを灯したり芳香剤をスプレーしたりすると、そのたびにフタル酸エステル類などの環境ホルモン物質を、そうと知らずに部屋の中にまき散らしてしまう可能性がある。おまけに、フタル酸エステルには香りを残りやすくする性質があり、いろいろなモノや空気中にまとわりついてなかなか消えない。家の中の環境に配慮して、ラベルを見るときはよくある「香料」ではなく、柑橘類やラベンダーのように、具体的な成分が表示されているか探してみよう。
6. ガラスを選ぶ
食品を保存する際にプラスチック容器の素晴らしい代役を務めてくれるのが、ガラス容器だ。プラスチックは簡単にリサイクルできないし、温め直すと食品に化学物質が溶け出す可能性がある。ガラス容器なら中身が見えるので、残り物をきちんと食べる可能性が高くなり、食品ロスを防げる。
7. 環境にやさしいトイレットペーパーを買い置きしよう
柔らかくてサステナブルなトイレットペーパーが欲しいなら、竹は最高の素材だ。エコな暮らしにぜひ取り入れてほしい。有機栽培であっという間に育つので化学肥料は不要だし、土に還る。土地も水もあまり使わない。アパリスキのおすすめは、Who Gives a Crapの100%竹製プレミアムトイレットペーパーだ。(後から取り付けられる温水洗浄器を使って環境負荷を減らせたら、もっといい。)
この記事は、Shapeよりイサベル・バートンが執筆し、Industry Diveパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはすべてlegal@industrydive.comまでお願いいたします。